teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]

 投稿者
  題名
  内容 入力補助画像・ファイル<IMG> youtubeの<IFRAME>タグが利用可能です。(詳細)
    
 URL
[ ケータイで使う ] [ BBSティッカー ] [ 書込み通知 ] [ 検索 ]


第36話『未来予定図?』

 投稿者:ユオ  投稿日:2012年 2月 9日(木)23時56分59秒
返信・引用
  製作途中  
 

第35話『祖母の1日』

 投稿者:ユオ  投稿日:2012年 1月 6日(金)00時15分26秒
返信・引用 編集済
  私はラティス・フィードル、フォティとレティスの母親で
エイルとメルアのお婆ちゃんよ、2人からはお婆様って呼ばれてるけど・・・
お婆ちゃんでも良いけど・・・まぁそこは2人に任せましょう
あの後、私はエイルとメルアの2人と別れて城の中を歩いていた
まだフォティとレティスから連絡も無いからお話も出来ないわねぇ・・・
5年ぶりの城も全然変わらない、やっぱり故郷って良いわ
しばらく滞在するのも悪くないわねぇ・・・あら?
ボーっと考え事をしながら歩いていたら私の自室の前に居た
「あら・・・鍵をかけたままだわ、多分フォティが持ってるから後で鍵をもらわないと」
部屋に入れないから・・・フォティの部屋に行ってみましょう
多分もう着替えも終わってるだろうし・・・

今度はフォティの部屋の前にやって来た、予想通り中から声がするわ
レティスも居るみたいね、軽く数回ドアをノックしてみる
『はーい、どちら様?』
「私よフォティ」
そう言うと中からバタバタと音がした後
フォティがドアを開けてくれた
「お母様、どうぞ中に」
中に入る、大人っぽい部屋ね・・・
可愛らしかった部屋が懐かしいわねぇ
テラスまで出るとテーブルの椅子にレティスが座っていた
フォティも座ったので空いている所に私も座る
「お母様どうぞ、紅茶です」
「ありがとうレティス、ふふふ・・・腕を上げたわねぇ美味しいわ」
レティスから受け取った紅茶を一口飲んで感想を言うと
とても嬉しそうにレティスは微笑んでいた
「貴女達も相変わらず仲が良いわねぇ」
「お母様の言い付けもありますけど、レティスは大切な妹ですもの」
「姉様・・・恥ずかしいわ」
こうして親子でお茶するのも久しぶりねぇ
ホント帰って来て良かったわ、今とても楽しいわ
「お母様、旅のお話ですけど」
「そうねぇ・・・今回は大きなお祭りを中心に回ったんだけど」
それからいろんな話をした、旅の最中にあった事や遭遇した事件
出会った人の事やその楽しく話したり食事をしたり友達になった事
いろいろ話して・・・それからどれぐらいの時間が経ったかしら?

私達はそのままテラスで昼食を済ませても話ていた
そして丁度昼食を食べてから1時間ぐらい経った頃
「ふぅ・・・こんな所かしらね、久しぶりに一杯お話しちゃったわ」
「楽しい旅だったんですねお母様、羨ましいです」
「お母様、今回はどれぐらい滞在なさるんですか?」
ふいにレティスから聞かれた
そうねぇ・・・とりあえず帰っては来たけど・・・
「今回は特に決めてないわ、ずっと居るかもしれないし気が向けばまた旅に行くわ」
「ふふふ・・・何時も通りって事ですね、あぁお母様これ部屋の鍵です」
フォティから私の自室の鍵を受け取る
この鍵を見るのも久しぶりね・・・
「そろそろ部屋に帰るわ、またね2人とも」
「はいお母様、ごゆっくりお休み下さい」
軽くお辞儀をした2人を見た後に私は部屋を出て自室に向かった

ガチャガチャと鍵を開けて中に入った
「う~ん・・・久しぶりねぇ、綺麗なままだわ・・・フォティとレティスが掃除してくれたのね」
私はベッドに腰かけるとベッド横にある台に置いてある写真立てを手に取った
「ただいま・・・ファウズ・・・」
写真に写っているのは私と夫
今から36年前、私の20歳の誕生日の日に城の玄関で撮った物だ
丁度この時フォティとレティスがお腹に宿ってたわ
ファウズにその事を告白した後に撮った写真だから
何処か慌てたような落ち着いてないわねファウズは・・・
「ふふふ・・・」
写真を元に戻してベッドに寝転がる
やっぱり落ち着けるわね自分のベッドだと
さて・・・晩御飯までどうしようかしら?
お風呂は・・・温泉に入ったばかりだし入るにしても晩御飯の後よね
そうだ倉庫に行ってみましょう、生活に使ってた物をしまってる専用の倉庫があったから
あそこに行けば懐かしい物を見つけれるかもしれないわ

思い立ったが吉日、私は早速生活品専用の倉庫に来ていた
「子供用品は確かここに・・・あったわ」
私は子供用品箱から2つの前掛けを取り出した
懐かしいわねぇ・・・これはフォティとレティスが
生まれてから2歳頃まで使ってた前掛けじゃないの・・・
まだ残ってたのね、きっとファウズが残しておいたのね
前掛けを戻し、別の物を探し始める・・・
「きっとまだ何かとってあるはずだけど・・・」
他にはおしゃぶり2個と・・・どれだけ物持ちが良いのかしら?
思い出の1つとして捨てられなかったのねきっと
あと衣類と・・・探してる内に何だか楽しくなってきちゃったわ
晩御飯までここで時間を潰しましょう
 

第34話『突然の再会』

 投稿者:ユオ  投稿日:2012年 1月 4日(水)03時08分20秒
返信・引用 編集済
  俺は朝から俺とメルアと母上にレティス叔母さんの4人で温泉にやって来た
何日か後かと思ったがまさか翌日とは思ってなかった
メルアが用意しててくれてホント助かったよ・・・
脱衣所で別れた俺は先に服を脱いで腰にタオルを巻きかけ湯を浴びて
温泉に入った・・・朝のせいか湯気が濃いな・・・
そんな事を考えているとメルアがやって来た、同じようにかけ湯を浴びてから温泉に入る
「あれ?、母上とレティス叔母さんは?」
「フォティ様の服のチャックが生地を噛んだとかで直すから少し遅れるそうです」
「そうか・・・」
その時だった、濃い湯気の中から1人の女性が出て来た
「あらあら、随分お若い2人ねぇ」
ビックリした・・・まさか他にも人が居たなんて
外見的には母上とレティス叔母さんと同じぐらいの歳だろうか?
「珍しいわね、お若いのに2人で来たの?」
「いえ、自分の母親とこの子の母親と4人で来たんです」
「そう・・・随分仲が良さそうだけど恋人同士なのかしら?」
「はい、お付き合いさせてもらってるんです・・・」
恥ずかしそうにメルアが答える
初々しい・・・これも相変わらずだな
メルアが答えた後に俺は気になった事を聞いてみた
「あの・・・女性に対して失礼だとは思うんですけど、今おいくつですか?、凄くお若く見えるので」
「あらあら嬉しい事言ってくれるわねぇ、お若く見えるだなんて」
質問した女性は凄く嬉しそうにニコニコと微笑んでいる
「あなたにはいくつぐらいに見えるかしら?」
「自分には自分の母親と同じ35歳ぐらいかと・・・」
「そんなに若く見えるのね、残念違うわ・・・こう見えても56歳よ、娘が2人孫も2人居るわ」
更に驚いた・・・まさか56歳だなんて
俺もビックリしたがメルアが一番驚いていた
同性っていうのがあるから思う所もあるんだろうなきっと
「凄い綺麗ですね、同じ女性としてうらやましいです」
メルアがそう言うと服を脱いで体にタオルを巻いた
母上とレティス叔母さんが入って来た、かけ湯を浴びて温泉に入る
「ごめんなさいね、遅れちゃったわ」
「予想以上に深く噛んじゃっててね・・・」
すると母上とレティス叔母さんを見たもう一人の女性が驚いていた
「あらフォティにレティスじゃない、久しぶりね5年ぶりかしら?」
その女性に気付いた母上とレティス叔母さんは更に驚いた
「お・・・お母様!!、どうしてここに」
「お久しぶりですお母様、お元気そうで良かったです」
お・・・お母様?、まっ待てよ・・・という事は
「旅行と旅を兼ねていろいろ回ったけど久しぶりに戻って来たの、この2人は貴女達の子供かしら?」
「はいそうですお母様、エイル・・・メルアちゃん、お婆様にちゃんとご挨拶して」
「お婆様だったとは・・・分からなくてすいません」
「すいませんでしたお婆様・・・」
メルアと2人で謝ると優しくニコニコ微笑んだままのお婆様は
「別に良いのよ、あなた達に最後に会ったのは2人がまだ小さい頃よ覚えてないのは仕方ないわ」
しかし・・・お婆様と母上にレティス叔母さんが並んで
温泉に入っている所を何も知らない人が見たら姉妹が温泉を楽しんでるようにしか見えないな
「あら?、という事は貴女達の子供同士がお付き合いしてるのねぇ」
「はいお母様、私とレティスと夫のゲイルもお似合いだと思ってます」
「そうねぇ・・・フォティとゲイルの若い頃を思い出すわね、そっくりだわ」
お婆様が昔の事を言うと母上が恥ずかしそうに顔を少し赤くするが
ニコニコ微笑んだまま黙っていた、レティス叔母さんは手を口元に添えて笑っていた
「エイル、メルアと仲良くしてる?」
「はいお婆様、えっと・・・ちゃんと将来の事も考えてますから」
俺がそう言うとメルアは顔を真っ赤にして恥ずかしさで俯いてしまった
お婆様と母上にレティス叔母さんは相変わらずニコニコと優しく微笑んでいた
「あらあら・・・数年もしない内に曾孫の顔が見れそうねぇ」
お婆様と母上とレティス叔母さんの3人は笑っていた
当事者の俺とメルアからしたらかなり恥ずかしいんだけど・・・
「ところでお母様、旅はどうでしたか?」
「今話しちゃったらつまらないわレティス、お城に帰ってから話すわよ」
その後はお婆様から母上達が生まれた頃の事を聞いたり
昔話に花を咲かせて時間が流れて行った・・・

お城に戻ると中庭で父上に会った、お婆様は父上を見て再会を喜んだ
「お久しぶりですお母さん、5年ぶりですね」
「あなたも元気そうで良かったわ、何処か行くのかしら?」
「えぇ、この後ちょっと街に買い物へ」
そう言うと父上は街に行ってしまった
母上とレティス叔母さんはと言えばそれぞれ着替えに行っている
「エイル、メルア、2人はこの後どうするのかしら?」
「俺達は部屋に戻ります、お昼までまだ時間もありますし」
「そう、それじゃまたお昼に会いましょう」
とお婆様は言い残すとお城の中に消えて行った
しばらく中庭でお婆様が去って行った方向をメルアと見ていた
「何だか豪快な人だなぁ・・・お婆様って」
「はい、何だか・・・フォティ様とママのお母さんだっていうのも納得出来ます」
そういえば、温泉から戻って来る途中で言ってたなぁ
王族である事に変わりは無いんだけど
お婆様曰く『国を母上と父上に任せて肩の荷が下りたから、老後を楽しんでる』だそうだ
今回の帰宅も近くに来たからという事だったみたいだけど
しばらくは滞在すると言ってたなぁ、次に回る順番やらなんやらいろいろ考える為でもあるんだとか
「ホントにそうだな、俺もそう思うよメルア」
「ふふふ・・・そろそろお部屋に戻りましょうか?」
「あぁ、あととびっきり美味しい紅茶も頼むよ」
俺がそう言うとメルアは笑みを浮かべて頷いた
さて・・・お昼まではどうするかな・・・
 

第33話『2人の関係』

 投稿者:ユオ  投稿日:2011年12月20日(火)02時43分15秒
返信・引用 編集済
  ご主人様に私のお願いを・・・その・・・聞き届けてもらってから少し経って
もう夕方、あと1時間ぐらいで晩御飯の準備を始めなきゃ
私はと言うと部屋を出て調理場に向かおうとしてたんだけど・・・
えっと・・・ご主人様と”した事“が原因で少し上手く歩けないで居た所をママに見られて
それからママの部屋に呼ばれて今はまたママと2人っきりでお話をしていた
「あら、そうなの・・・メルアもとうとう大人の階段を上って立派な女性になったのね」
「そっ・・・そうかな、立派な大人の女性に・・・」
ママに私とご主人様が”した事“とお願いの事を全て話した
怒られるかと思ってたんだけどママはむしろ良い事だと喜んでくれた
「えぇ立派な女性よ?、女はね・・・愛してる人とそういう事をして始めて大人になれるのよ」
「嬉しい・・・ママみたいに立派な女性になれて」
ママはずっと私を抱きしめて頭を撫で撫でしてくれていた
「ふふふ、これからは女としてもメイドとしても更に頑張るのよ?、私も初孫を姉さんと見たいわ」
「うっ・・・うん、私頑張るっ!!」
優しく微笑んでくれるママ・・・良かった
怒られるんじゃないかと思ってたけど
余計な心配だったのかな・・・
「そういえば、エイル君はどうしてるの?」
「部屋で本を見てるよ、晩御飯が出来たら呼んで欲しいって」
分かったわと言うとママは調理場に向かう為に私を放して立ち上がった
「そうそう、フォティ姉様とまた温泉に行くんだけど貴女とエイル君も行く?」
「温泉・・・行くよママ、ご主人様には私から伝えておくね」
私がそう言うとママは頷いて部屋を出て行った、続けて私も立ち上がり
ママの部屋を出て調理場に向かった

調理場に着くとママとフォティ様が既にご飯を作る為の準備をしてた
私は食材保管庫でご主人様に出す料理の材料を選んでいた
「今日はどんな料理を出そうかな・・・」
今保管庫にある食材は・・・上質なお肉のブロックと今朝取れたてのお野菜とお魚
調味料とかは調理場に全部あるから・・・よし、今日は良いお肉があるからステーキにしよう
お肉を必要な分だけ切り分けて付け合せの野菜も持ってと・・・
調理場に戻るとフォティ様が食材を切ってママが何かを煮込んでいた
「あらメルアちゃん、エイルには何作ってあげるの?」
「はい、最近お疲れのようなのでスタミナが付く様にと思いましてステーキを」
「良いわねぇステーキ、スライスガーリックは乗せるのかしら?」
私は乗せると答えるとフォティ様がアドバイスをくれた
「アドバイスとしてはまず、あまり炒めず軽く焦げ目が入るぐらいが良いわね」
「ありがとうございます、早速試してみます」
私は早速もらったアドバイス通りにガーリックを用意した
さぁ後は付け合せのお野菜とお肉に火を通しすぎないように気を付けて・・・

料理を王族用の食堂に運んでご主人様を呼んで来て食事が始まった
「おぉ・・・今日はステーキなんだ?」
「はい、最近お疲れのようでしたので・・・スタミナの付く物をと思いまして」
「ありがとうメルア、俺の為に考えてくれたんだな」
そしてご主人様は私の頭を撫で撫でしてくれる
「あぅ・・・あっ、ありがとうございます」
フォティ様はママと作った料理をゲイル様と3人で
何かを話しながら食べていた、何をお話してるんだろう?
そう思っていると突然フォティ様がこちらを向いて話しかけて来た
「そうそうメルアちゃん、エイルには温泉の事は伝えたのかしら?」
「すいません・・・食事が終わってからにしようと思ってて、まだ伝えてません・・・」
「良いのよ一々謝らなくても」
ご主人様は一口食べ終えると
「温泉?、どうしたんですか母上」
「またレティスと温泉に行く事になったんだけど、エイルもどうかって」
「そうですね・・・行きます、どうせ予定も無いですから」
「分かったわ、行く時に呼ぶから何時でも出れるように準備はしておくようにね」
ご主人様は頷いてからまた食事に戻った
とても美味しそうに食べてくれてる
良かったお口に合ったみたいで・・・
あっ、私も早くご飯準備して食べなきゃ

食事を終えてご主人様と私は部屋に戻っていた
私は何時フォティ様に呼ばれても良いように小さな着替え入れに
ご主人様と私の服とタオルを入れていた、ご主人様は私がお淹れした紅茶を
テーブル前の椅子に座って飲んでいた窓から外を見てるみたいだけど・・・
「何か見てるんですか?、ご主人様」
「ん?、あぁ・・・ここから見える街も相変わらずだなぁと思ってさ」
このご主人様と私の部屋からは少しだけど街を見る事が出来る
小さいテラスがあるから天気が良くて星が綺麗に見える日は
テラスに出て良くご主人様と温かい飲み物を飲みながら星を眺めてる
「私もそう思います、ご主人様お着替えの準備終わりました」
「仕事が速いね、ありがとうメルア・・・おっとそろそろお風呂の時間だけど行こうか?」
「はい行きましょうご主人様、タオルは脱衣所にもう用意してあるので」
それからご主人様と2人でお風呂に行った
ママはまたって言ってたけど何時温泉に行くんだろう?
 

第32話『秘密の相談(後編)』

 投稿者:ユオ  投稿日:2011年11月 9日(水)23時36分36秒
返信・引用 編集済
  私は部屋を出た後、ママの自室にやって来た
ソファーに私は座って、テーブルを挟んで反対側のソファーにママは座った
「どうしたの?、何かお話でもしましょうか?」
ママは優しく話かけてくれた
・・・私は相談をする前に1つ気になった事を聞く事にした
「ねぇ・・・ママは花嫁修業ってした?」
「花嫁修業?、もちろんしたわよ?、お母様から厳しく言われてたからね」
お婆様から・・・
「どうしたのメルア、もしかして・・・メルアも花嫁修業したいとか?」
ズバリ言われてしまった・・・
まさに私がママにしたい相談は”花嫁修業“の事だ
「うん・・・私になれるか分からないけど、立派なお嫁さんになりたいの」
「お嫁さんね・・・ふふふ、相手はエイル君ね?」
ごしゅ・・・それもなれるかは分からない
でも・・・でも、もし叶うなら・・・ご主人様のお嫁さんになる!!
私は黙ったまま頷いた・・・それを見てもママは
ニコニコと優しく微笑んでくれた
「だから私も花嫁修業したいの」
そう言うとママは少し考えてから口を開いた
「私は今の貴女でも十分だと思うわよ?、家事も完璧に出来るもの」
「・・・でも、普段からご主人様の事を考えてるけど・・・それだけで良いのかなって」
するとママは立ち上がり、私の隣に座ってそっと抱きしめてくれた
あっ・・・こうしてママに抱きしめてもらうのって・・・凄く久しぶり
「確かにエイル君の事を想うのは大事な事よ」
ママは私の頭を優しく撫で撫でしながら話を続けた
「普段から想い続けるだけで十分よ?、それにあまり無茶すると逆に心配させちゃうわ」
「ママ・・・頑張るよ私、ママみたいに立派な人になる」
そう言うとママは優しく撫でてくれた後に
部屋に戻りなさいと言われたのでご主人様が居る部屋に戻る事にした

私は部屋に戻って来たけど・・・ベッドにもソファーにも
ご主人様の姿は見られなかった、何処に行ってしまったんだろう?
「ふぅ・・・よかった」
何故か私はご主人様が部屋に居なくてホッとした
今はこの気持ちを整理したくて丁度時間が欲しかった所だったし・・・
何時からだろう・・・ご主人様のお嫁さんになりたいと思うようになったの
いや・・・最近の事じゃない、きっと子供の頃から思ってる
また意識するようになったのは最近だけど・・・
「うぅ・・・まだドキドキしてるよぉ」
私は自分の胸に手を当てる
心臓が早く動いてるのが良く分かる
ご主人様にこの気持ちを告白したら何て言うだろうか?
怒られるかな・・・それとも嫌がられちゃうかな・・・
気付けば私はベッドに寝転がってご主人様の枕に顔を埋めていた
「ご主人様・・・私はどうしたら良いんでしょうか?」
もう少し落ち着いてから考えよう
混乱した頭で考えても余計混乱して落ち着けないよね
とりあえずさっきの事を考えるのを止めた
「それにしてもご主人様・・・全然戻って来ないなぁ」
既に私が部屋に戻ってから30分は経っていた
これだけ長いと飲み物を取りに行ってる訳でもないし
誰かに呼ばれたのかな?、何かの用事で出かけてるなら
探しに行くとご迷惑になるかもしれないから、大人しく部屋で待っていよう

かれこれ1時間が経った頃、ご主人様がお戻りになられた
「お帰りなさいませご主人様、何処かお出かけなさってたんですか?」
「あぁただいまメルア、母上とちょっと話しててね」
そう言うとご主人様はいきなり私を抱きしめた
「1人にして悪かったな・・・寂しかったか?」
私の頭を優しく撫で撫でしてくれる・・・
「はい・・・1人ぼっちで寂しかったです」
今の気持ちを素直に伝えた、するとご主人様は軽く触れるぐらいのキスをしてくれた
うぅ・・・ご主人様とのキスだ・・・嬉しいな
「キスだけじゃ物足りないかな?」
「いえ・・・十分ですご主人様・・・」
するとご主人様は何処か私の言葉に納得してないみたい
「メルアがそう言ってもなぁ・・・俺が十分じゃない」
「はっ・・・はぁ・・・そうですか」
まさかそんな事を言われるとは思わなかったので
私は情けない返事しか返す事が出来ない
「そうだなぁ、普段のお礼も兼ねて何かメルアが欲しい物をあげるよ、俺が用意出来る物でだけど」
不意にご主人様がそう言った・・・私の今欲しい物・・・
「あの・・・何でも良いんですか?」
「もちろん、でも俺が用意出来る物でだけどね」
欲しい物・・・今の私が欲してる物
それは・・・ご主人様の・・・
「ぁ・・・赤ちゃん・・・」
「ん?、いっ・・・今何て」
ドキドキが止まらない、これより先を言ったら何て言われるだろう
やっぱりおかしいよね恋人とは言え突然こんな事を私に言われたら・・・
「赤ちゃんが欲しいんです・・・ご主人様の・・・赤ちゃん」
「俺のって・・・俺の子供が欲しいって事で、えっと・・・良いの?」
私は恥ずかしさからご主人様に顔を見られないように
ご主人様の胸にピッタリとくっ付いて居た、そして私はご主人様の問いに
胸に顔を埋めたまま頷いて答える・・・今ご主人様はどんな気持ち何だろう・・・
「その、子供が欲しいって・・・メルアは何するか分かってて言ってるんだな?」
「分かってますどんな事をするか、でも私は愛してる人の・・・ご主人様の子供が欲しいです!!」
私は今時分が出せる精一杯の力でご主人様に抱き付く力を強くした
「分かった・・・俺もメルアとの子供は欲しいだから・・・」
そしてご主人様にキスをされた・・・
こうして私とご主人様は2人っきりで・・・
 

第31話『秘密の相談(前編)』

 投稿者:ユオ  投稿日:2011年10月28日(金)00時34分54秒
返信・引用 編集済
  メルアと同じ部屋で生活するようになって1週間が経った
まだ最初の2~3日ぐらいはお互いに緊張しちゃって、悪い意味じゃないけど
ギクシャクした生活が続いてた、けど今はもう大丈夫で
前と同じように接する事が出来るし話す事も出来るようになった
「ご主人様、紅茶のお代わりはいかがでしょうか?」
俺は昼食をメルアと済ませた後、部屋に戻って本を読んでいた
メルアは紅茶の入ったポットを持って立っていた
「ん~・・・とりあえず今はいいよ、それより」
おかわりを断った俺は本に栞を挟んで閉じた、メルアにポットをテーブルに置かせて
ピッタリくっ付くように俺の隣に座らせて肩を掴んで抱き寄せた
「今はこうしたいな・・・」
「ごっ・・・ご主人様・・・」
う~ん、相変わらず反応が初々しくて可愛いなぁ
もうこうするのも何十回としてるのになぁ・・・
人前でとかならまだ分からなくもないけどさ
ゆっくりと自分の頭を俺の肩に乗せるメルア
そこで俺はメルアの頭を撫で撫でしてあげる
黙ったままだが満面の笑みを浮かべて喜んでいるメルア
「そうだ、この後さメルアは暇?」
「すいません、この後はママに頼まれてて食堂の掃除があって・・・」
そっか・・・仕方ないな
「予定があるんならいいんだ、お仕事頑張ってね」
俺がそう言うとメルアは時計を確認して
もう時間なのか俺に挨拶を済ませると部屋から出て行った
1人残されちゃったなぁ・・・暇だ、もう何回も見てる本だけあって
途中で見るのを止めるとまたすぐ見始める気には全然なれない
かと言って何処か出かける場所がある訳でもないしなぁ
そうだ・・・メルアが仕事してる所を覗いてみるか
俺の部屋の掃除してる所しか見た事ないし・・・丁度良い、そうしよう
早速俺は立ち上がり部屋を出て食堂に向かう事にした

食堂に着いた、食堂の出入り口から中の様子を伺う
「おっ、メルアが居た」
メルアはというと濡らした雑巾で一生懸命に
テーブルを拭いていた、手伝ってあげたいけど・・・
恐らく手伝うと言うとメルアに怒られてしまう
ここは優しく見守ろう・・・そう思っていると
汚れた雑巾をバケツに入れて洗う、すると絞って水気を切ると掃除道具を片付けて
テーブルの椅子に座って休憩を始めた・・・もう終わったのか
俺が部屋を出たのはメルアが食堂に行ってから30分ぐらいしか経ってないのに
仕事が速い・・・流石レティス叔母に教え込まれただけはあるな・・・
ん?、どうしたんだろう・・・テーブルに突っ伏したままピクリとも動かなくなった
何かあったのか?、だとしたらヤバイ・・・様子を見ないと・・・
そう思ってメルアの横に駆け寄って様子を見ると・・・
「スー・・・スー・・・スー・・・」
ねっ・・・寝てる?、何だ・・・疲れて寝ちゃったのか
今日は良い天気だし仕方ないか、仕事終わらせた後だしな
俺は廊下に出ると丁度歩いていたメイドさんを呼び止めた
「ちょっとゴメン、薄めの毛布を1枚持って来てくれるかな?」
「毛布ですね?、分かりましたエイル様」
そう言うとメイドさんは近くの倉庫から1枚の毛布を持って来てくれた
「どうぞエイル様、毛布です」
「ありがとう、ごめんね仕事中に呼び止めて」
毛布を受け取るとお礼を言って俺はすぐ食堂に居るメルアの所に戻った
持って来てもらった薄めの毛布をかけてあげる・・・
「んっ・・・スー・・・スー・・・スー・・・」
気持ち良さそうに寝てるな、しかしどうするか
このまま寝かせておくか・・・やっぱこのままじゃダメだよな
よし・・・起こさないように、そーっと・・・そーっと俺はメルアを毛布で包んで
抱き上げた、お姫様抱っこってやつだな
しかしホントにメルアは軽いな・・・女の子だからってのもあるけど
この華奢な体の何処にこれだけの仕事が出来るパワーがあるんだろうか・・・

抱っこしたまま部屋まで無事に辿り着く事が出来た
1度ベッドに寝かせて毛布を取り払い替わりに布団をかけてあげた
「むぅ・・・ご主人様・・・スー・・・スー」
ビックリした・・・メルアが起きたのかと思ったら寝言か
さて・・・どうしたものか、今は本を見る気にもなれないし・・・
よし、メルアの隣で仮眠するか・・・少し眠たいからな
俺も布団に入りメルアにピッタリくっ付いてまぶたを閉じた

                       φ

んっ・・・あれ?、私ったら居眠りしちゃっ・・・て
そう思って目を開けると目の前にご主人様の顔があった
「あぅ・・・」
どうしてご主人様と私の部屋に?、食堂で寝ちゃったはずなのに
もしかして・・・ご主人様が私を部屋まで連れて来てくれたのかな?
とりあえずベッドを出なきゃ、私はベッドから出て布団を綺麗に整える
ご主人様はグッスリと眠っていた・・・えっと、誰も見てないよね?
私はご主人様の唇に自分の唇を近づけて軽くキスをした
「(えへへ・・・寝てるご主人様にキスしちゃった)」
えっと・・・良かった、ご主人様は起きてないね
さてと、どうしようかなぁ・・・お仕事は終わっちゃったし
ご主人様は気持ち良さそうに眠ってるし・・・そうだ
ママの所に行って”あの事“を相談してみようかな
 

第30話『計画実行』

 投稿者:ユオ  投稿日:2011年10月24日(月)21時27分24秒
返信・引用 編集済
  母上達と温泉に行ってから3日が経ったある日
俺は前から考えていた事を実行に移す前に母上とレティス叔母さんに
相談にやって来ていた、メルアはまだ俺の部屋で掃除をしてる
「へぇ・・・そんな事を考えていたの」
「エイル君らしいわねぇ、きっとメルアも喜んで受け入れると思うわ」
「それじゃあ早速部屋に戻って伝えます」
俺は一度頭を下げてから母上の部屋を出て
自分の部屋に戻った、メルアは喜んでくれるかな・・・

部屋に戻るとメルアは丁度部屋の掃除を終え窓を開けて換気をしていた
「ご主人様、お帰りなさいませ」
メルアは律儀にしっかりと頭を1回下げて挨拶をする
俺はメルアの前に行きいきなり抱きしめた
突然の事で少し混乱しているメルア
「あっ・・・あのご主人様、いきなりどうなさったんですか?」
ふぅ・・・焦ったらダメだよな、落ち着かないと
「メルア、大事な話があるから・・・落ち着いて聞いて欲しい」
俺がそう言うとメルアは黙ったまま頷く
「その・・・俺の部屋でメルアも生活しないか?」
「えっ?、それって・・・どういう・・・」
う~ん・・・上手く伝えられなかった
いくらなんでも情報が少なすぎたか
「要するにだな・・・メルアとずっと一緒に居たいから、俺の部屋をメルアの部屋としても扱いたい」
「はうぅ・・・」
やっと俺が言った意味が理解出来たのか
その瞬間一気に顔が真っ赤になる、頭から煙が出そうな勢いだ・・・
「えっと・・・私の今の部屋を片付けて、ここに移動するって事ですか?」
俺は黙って頷く・・・相変わらず顔は赤いままだ
「良いんですか?、その・・・寝る時も・・・起きる時もご一緒して」
「もちろん良いさ・・・ずっと一緒に居られるなら凄く嬉しいよ」
メルアは満面の笑みを浮かべる
物凄く嬉しいのか喋れないみたいだ

それから俺とメルアは2人で協力して
部屋の片付けと移動させる荷物の準備を始めた
「このお部屋ともお別れですね・・・」
「別にもうメルアの部屋じゃなくなる訳じゃないぞ?、1人になりたい時とかに使うと良いよ」
頷くと片付けの続きを始めるメルア
流石女の子というか・・・凄いな
不要物がゴミしかないな、それでも量はほんの少しだ
普段から片付けられてる証拠だな・・・
衣服とか私物はダンボールで5つか、まぁメイド服の代えとかもあるしこんなもんか
一応お城の倉庫から台車持って来てるから運ぶのは問題無いな
そう思って俺が最後のダンボールを台車に積んだ時に箱の上に乗っていた
1冊のノートを落としてしまった、俺がそのノートを拾うと
メルアが慌てて俺の手からノートを奪って箱にしまい込んだ
「ごっ・・・ご主人様、ノートの中身・・・見ました?」
「いや、箱の上から落ちたのを拾っただけだから見てないけど・・・それ何?」
すると体をもじもじさせながらボソッと答える
「日記です・・・暇を見つけて1日の出来事を毎日少しずつ書いてるんです、おかしいでしょうか?」
「へぇ・・・良い事じゃないか、それにちゃんと毎日書いてるんだな・・・えらいなメルアは」
頭を撫で撫ですると頬を赤く染めるメルア
それから俺達は着々と荷物を纏めて移動の準備を進めた
台車にダンボールを全て乗せると俺達は忘れ物が無いか最終確認をして部屋を出た

俺の部屋・・・いや、もう俺達の部屋だな
戻って来てすぐダンボールを台車から降ろす
「服は何処に入れれば良いんでしょうか?」
「俺が使ってるクローゼットの隣が使ってないからそこ使って、中にミニタンスもあるから」
説明を受けたメルアは早速衣類をクローゼットとミニタンスに入れだした
その・・・下着とかも入れるだろうから近くに居ない方が良いな
俺は衣類をしまっているメルアから離れて窓から外を見始めた
クローゼットからゴソゴソ音がする、まだ入れてるみたいだな
まぁ女の子はいろいろ入用があるとか母上が言ってたし・・・
とりあえず整理が全部終わるのに少し時間がいるだろうな
ふとベッドを見る、ベッドの頭に置かれている枕が2つになっていた
1個は普通に男性が使うようなシンプルなデザインの物、もう一つはいかにも女の子が使いそうな
可愛らしい枕が俺の枕の横に置かれていた、俺が外を見てる間にメルアが置いたみたいだな
そう思っていると全てクローゼットに入れ終えたのかメルアがクローゼットの扉を閉めた
「ふぅ・・・ご主人様が手伝って下さったおかげで早く終わりました」
メルアはそう言うとぺこりと頭を一度下げる
「手伝いは当たり前だ、メルアは喜んで受け入れてくれたけど言いだしっぺは俺なんだからさ」
俺はメルアの前に立つと優しくメルアを抱きしめた
「それでも・・・ありがとうございます・・・ご主人様」
メルアも俺の背中に手を回して力いっぱい
俺にしがみ付く・・・こう言ったら怒るかもしれないけど
こうして一生懸命に頑張ってる姿が子供っぽくて可愛いな
あっ・・・こうしちゃいられない、大事な事を忘れてた
俺はメルアを放すとメルアも腕を解いた
部屋の角に置かれている未使用の木目のパーテーションを広げて
ちょっとしたスペースをサッと作った、これはメルアの為に用意したんだ
「ご主人様?、このパーテーションは?」
「これはメルアが着替えたりする所だよ、部屋が一緒でもこれは別にした方が・・・良いだろ?」
顔を赤く染めるメルア、部屋を一緒にするならこういう問題も出て来るよなぁ
まぁこの部屋で一緒に生活しようと考えた時から分かってたけど
「そっ・・・そうですね、お心遣いありがとうございますご主人様」
ペコリと頭を下げるメルア
さてと・・・服もしまい終わったみたいだし
「あと何かやる事はあったかな?」
「そうですねぇ・・・荷物は全部運び終わりましたし」
机は共同で使う事にした、メルアの私物も全部机の上に置いてある
でも少ししかないから全然気にならない、一番大事な物はどうやらミニタンスに入れたようだ
「まっ・・・全部終わったんならゆっくりしよう、メルア」
「はいご主人様、分かりました・・・」
それから俺とメルアはソファーに座り
今回の事を話しつつ時間を潰す事にした
 

第29話『2人の時間』

 投稿者:ユオ  投稿日:2011年10月12日(水)21時27分6秒
返信・引用 編集済
  俺とメルアは温泉を堪能して帰って来た、母上とレティス叔母さんはそれぞれ部屋に戻った
時間はお昼過ぎか・・・俺達も部屋に戻って来たけどまた暇になってしまった・・・
「さてと・・・今日はこの後どうしようか?」
「そうですねぇ、私も今日はお休みの日ですから・・・」
朝俺の部屋で掃除とかしてたけど・・・
メルア曰く『私がお休みの日でもご主人様の部屋は私が掃除します』だそうだ
う~ん・・・俺としてはちゃんとお休みの日ぐらい休んでて欲しいが
言っても言う事聞いてくれる性格じゃないからな・・・ホントにメルアらしいよ
「レックスとシェリーちゃんはどうしてるんだ?」
「さっきママに聞きましたけど、シェリーちゃんはレックス様の訓練を見学しに行ってるそうです」
そっか・・・そういえば訓練をなるべく見に行く事にしたらしい
シェリーちゃん言ってたな、レックスの頑張ってる姿が見たいとか
2人は買い物か・・・俺達も行こうかと思ったけど今特別欲しい物も無いし
無くなってる物とかも無いからなぁ・・・ホントにどうしよう?
俺がそう考えているとメルアが突然俺が座っているソファーに座り
ピッタリと俺にくっ付いて来た・・・どうしたんだ?
「あっ・・・あの・・・ご主人様」
「どうした?、メルア」
そう言うと俺は肩を掴んで
メルアをしっかりと抱き寄せる
「今日は・・・その、いっぱい甘えても良いですか?」
「もちろん、何時だってかまわないよ」
俺はメルアを抱きしめ、キスをした・・・
何だか久しぶりにキスをしたような気がする
「んっ・・・ごひゅひんひゃま(ご主人様)・・・」
唇が離れる・・・メルアは顔を真っ赤にしていた
「何だか・・・久しぶりに口付けしました・・・」
「ごめんな中々してやれなくて」
メルアは黙っていた、多分恥ずかしくて喋れないんじゃないかな?
「いっ・・・いえ、別に良いんですご主人様・・・ご主人様はお忙しいんですから」
特別忙しい事は無いんだけどなぁ
勉強してる時以外は本読んだりしてるぐらいだし
「別に忙しくないさ、それに忙しくたって顔を合わせたらキスぐらい何時でも出来るだろう?」
「そっ・・・そうですけど・・・」
「これからはなるべくキスの回数増やそうなメルア」
黙ったままだがメルアは俺の胸の中でコクコクと頷く
どれぐらい経っただろう?、気付けば抱きしめていたメルアは寝息を立てていた
「頑張り屋さんだからな・・・ベッドで休ませてあげよう」
俺は寝ているメルアを抱っこして俺のベッドに連れて行く
ベッドの上に寝かせてあげると布団をかけてあげた
「スー・・・スー・・・スー・・・」
「気持ち良さそうに寝てるな・・・そっとしておくか、書庫にでも行こう」
俺は寝てるメルアを起こさないように部屋を出て書庫に向かった

書庫に着くと人も居なくてガランとしている中で
レティス叔母さんが椅子に座ってテーブルで本を読んでいた
「あらエイル君じゃない、メルアはどうしたの?」
「部屋で話してたら寝ちゃって、ベッドに寝かしてあります」
レティス叔母さんはニコニコと微笑む
「ふふふ・・・エイル君は優しいわね」
「何時も俺の為に仕事頑張ってくれてるんですから、これぐらいしないと」
ホントにそうだよ・・・何時も助けてもらってるし
「あの子は小さい頃から頑張り屋さんで一途だから」
「ですね・・・全然変わってないです」
そう言うとレティス叔母さんは本に栞を挟んで立ち上がった
「私は部屋に戻るけど、エイル君はどうする?」
「メルアをそっとしときたいんで、しばらくここに居ると思います」
「それじゃあ何か飲み物をメイドに持ってこさせるから」
俺がお礼を言うとレティス叔母さんは書庫を出て行った
それから2~3分もしない内にメイドさんが飲み物を持って来てくれた
受け取ってから何の本を見るか考え始める・・・

2時間ぐらいが経った頃、本を見るのを止めた俺は部屋に戻って来ていた
相変わらず気持ち良さそうにメルアはベッドの上で眠っていた
「良く寝てるな・・・」
そう思っていたらメルアが起きてしまった
「ふわぁ・・・あっ、ごっごめんなさい・・・ご主人様」
自分がずっと眠っていた事を謝るメルア
別に謝る必要ないんだけどなぁ、むしろ感謝したい
「別にかまわないよメルア、メルアの可愛い寝顔が見れたからむしろ感謝したい」
ベッドから出て立っていた
メルアを俺は抱きしめる・・・
「うぅ・・・ご主人様」
何か休みの日はあっという間に過ぎて行くなぁ
その後メルアは俺の部屋で拭き掃除を済ませ
部屋に帰ってしまった、俺は1人残されある計画を考えていた
けどこれを実行する場合はメルアの許可が要るけど・・・大丈夫かな
 

第28話『露天温泉』

 投稿者:ユオ  投稿日:2011年 8月21日(日)21時16分14秒
返信・引用 編集済
  レックスとシェリーちゃんがレフィーゼ城に来てから1ヶ月が経った
軍の訓練にもレックスは大分慣れたようだ、シェリーちゃんもレフィーゼ城でバリバリ仕事をしている
忙しいだろうけどメルアと一緒だから楽しくやれてるって言ってたな・・・
「ふぅ・・・今日は勉強の日じゃないけど・・・どうするかな」
俺は朝から腕を組んで考えていた
休日をどう過ごすかでこうも考えるとは・・・
「先ほどからどうなさったんですか?、ご主人様」
「ん?、あぁ・・・暇だから何処か行こうかと思ったんだけど場所が無くてな・・・」
メルアはテーブルを拭き終えた後、換気の為に窓を開けてから俺の方を見た
「フォティ様にご相談してみましょうか?、何か良い所を教えてもらえるかも知れませんよ?」
「母上にか・・・そうだな、今の時間なら部屋に居るだろうし2人で行くか」
頷いたメルアを連れて母上の部屋に向かった

2人で母上の部屋にやって来た、部屋の中からごそごそと音がするが
母上に入って良いと言われたのでドアを開けてメルアと2人で中に入った
「いらっしゃい2人とも、どうしたの~?」
母上はクローゼットから街に行く時や外出用の服を取り出していた
「何してるんですか?、母上」
「ん~とね、久しぶりにレティスと2人でコーセン山にある温泉に行く事になってね」
温泉かぁ・・・そうだ
「母上、俺とメルアも行って良いですか?」
「2人とも?、別に良いわよ・・・でもどうしたの?」
俺とメルアは部屋で考えていた事を話した
すると母上はニコニコと微笑んで
「ふふふ・・・付いて来たい理由は分かったわ、着替えとタオルと袋を用意して裏門で待ってなさい」
分かったと返事をしてから俺とメルアは部屋に戻った

部屋に戻ると早速着替えとタオルを袋に入れて
メルアと2人で城の裏門で待っていた、すると・・・
「おまたせ2人とも」
母上とレティス叔母さんが私服姿でやって来た
う~ん・・・息子の俺が言うのも何だけど母上もレティス叔母さんも綺麗だ
「歩いてちょっとだからこのまま行くわよ、エイル君メルア」
頷くと先頭を歩く母上とレティス叔母さんの後ろを付いて歩く
しかし温泉かぁ・・・行くのは初めてだな
ゼディアに居た頃は住んでた寮のお風呂しか使った事なかったからなぁ
メルアは何だか張り切って新しいタオルを出してたし・・・
まぁこれでメルアも息抜き出来ると良いんだけど
「ご主人様、楽しみですね温泉」
「あぁそうだな、露天風呂なんて初めてだからなぁ」
母上達は何だか楽しそうに話をしている
う~ん・・・母上の話を聞く限りじゃ良くレティス叔母さんと
温泉に行ってるみたいだ、かなり足取りが軽い・・・
「あれ?、そういえばレックスとシェリーちゃんはどうしたの?」
「レックス様と2人で隣街までお買い物に行くとか言ってました、夕方には帰ると言ってました」
「そっかぁ・・・どうせなら2人も誘ってゆっくりしてもらおうと思ったんだけど・・・」
予定があるなら仕方ないか・・・まっ今度別の機会に誘えば良いか

城の裏門から出発してから1時間ぐらいが経ち
目的地の露天温泉に到着した・・・おぉこれは・・・
「凄い所ですね・・・」
「でしょう?、お肌に良いからレティスと2人で暇な時に良く来てるのよ」
一応人が整地して草とかが入らないようにしてあるけど
自然に出来た物でこんなに綺麗にお湯が貯まるもんなんだな・・・
「あっちに脱衣所があるから、先に着替えて着なさい」
「分かった、行こうメルア」
「はいご主人様、それでは失礼します」
俺とメルアは先に男女で分けてある簡易脱衣所に入って
着替える事になった・・・う~ん、何だか外で着替えるのって落ち着かないなぁ

俺とメルアで先に着替えて温泉に浸かっていると母上達もやって来た
「おまたせ、ん~・・・やっぱりここの温泉は良いわねぇレティス」
「えぇお姉様・・・エイル君もメルアもどう?、ここの温泉は」
メルアは腕を摩るように触ってから
「凄く良いよママ、お肌に良いのも納得」
「気持ち良いです・・・温泉に来たの初めてですけど、お城のお風呂とはまた別ですね」
俺とメルアがそう言うとレティス叔母さんも母上もニコニコと微笑む
そういえば・・・よく見ると母上もレティス叔母さんも長い髪を纏めて
左肩から前に出している、流石双子だな・・・同じ髪型にするとそっくりに見える
まぁ流石に顔を良く見ると違いがよく分かるけど・・・
「あっ・・・そうだ、母上とレティス叔母さんに聞きたい事があるんだけど」
そう言うと母上もレティス叔母さんも不思議そうな顔をしている
「昔の話をしてくれた時に聞きそびれて、仲が良いけど母上とレティス叔母さん喧嘩した事ないの?」
「喧嘩ねぇ・・・今まで生きて来て1回しかした事ないわよね?」
「えぇ・・・私達は小さい頃から仲良しで、旅をしてる時にお互いの勘違いで大喧嘩した1回だけよ」
凄いな本当に、普通だったら子供の頃は喧嘩は何回もするはずなのに
これは双子って事もあってなんだろうな・・・
「そんな事よりエイル、メルアちゃんとの仲はどうなの?」
母上はメルアの向きを変えて俺に正面を向くようにしてから
両肩に手を乗せて後ろから覗き見るようにして話しかけて来た
「仲って・・・まぁ普通に仲良くしてるよ、なっメルア」
「はっ・・・はい、ご主人様・・・」
メルアは急にそんな事を聞かれたのが恥ずかしいのか顔を赤くしている
「違うわよ、私が聞きたいのはカップルとしてデートとかはしてるのかって事よ」
デートかぁ・・・そういえばそれらしい事はまだ何も・・・
「そういえばちゃんとしたデートはまだ1回もしてない・・・」
今まで街で買い物に行ったりご飯食べたりはしたけど
その買い物も良く考えれば頻繁に使うメモとか生活雑貨買うぐらいだったし
食事も大抵その後についでに行く程度だったからなぁ・・・
到底デートとは呼べる代物じゃない事だけは確かだ
「それじゃあダメじゃないの、せっかくお付き合いしてるんだからもっと遊びに行ったりしないと」
母上がそう言ってもなぁ・・・俺カップルで行く店に詳しくないし・・・
「フォティ様・・・別に良いんです、何処かに行かなくても傍に居られるだけで私は幸せですから」
そう言うとメルアは母上から離れて俺の隣に座り
俺の肩に頭を乗せて甘えて来た・・・そんなメルアの頭を俺は優しく撫でる
「あらあら・・・今のままでも十分ラブラブって事ね・・・良いわねぇレティス」
「えぇ姉様、2人を見てると昔の私達を思い出すわ・・・」
すると母上とレティス叔母さんは俺とメルアそっちのけで
昔話に花を咲かせ始めた、まぁ帰るまで俺とメルアも自由にしてれば良いか
 

第27話『再会(後編)』

 投稿者:ユオ  投稿日:2011年 6月25日(土)18時10分10秒
返信・引用 編集済
  私の名前はシェリー・レイブラント・・・レックス様の婚約者
無事にレフィーゼ城に着いて次の日、早速ゲイル様から説明を受けた
レックス様は朝から軍の訓練に行ってしまって居ない
急いでたけどちゃんと朝食を食べてくれたから良かった
掃除もお洗濯も終わらせてしまった今、私は部屋でボーっとしていた
「何しようかな・・・」
本当に何もする事が無い・・・お掃除もしちゃったし
お洗濯も量が少なかったからすぐ終わった
仕事も手伝いが必要なぐらい忙しくないからお休みとレティス様に言われた
書庫に行こうかな・・・あそこなら時間も潰せると思う

静かだな・・・まぁ1人しか書庫に居ないんじゃ仕方ないよね
「(来たは良いけど何を見ようかな・・・)」
レフィーゼ城の書庫には政治に関する本から日常の生活に役立つ本
料理の本や小説も置かれている、8年前に来た時からまた増えてるみたい
でも配置が代わってないから特にジャンルを探す事に苦労はしないですみそう
とりあえず私は料理の本を2冊取りテーブルに座って読み始めた
「(やっぱり美味しそうな料理ばかりだなぁ・・・速く練習をしたいなぁ)」
黙々と読み進めていく、どの料理もみんな美味しそうだ
明日は早速食材を買って来て簡単に作れそうな物から挑戦してみよう
私は読み終えた本を戻して帰ろうとした・・・
その時だった、別の本棚をチラッと見たら気になる本を1冊見つけた
わわわ・・・『好きな人を虜に出来る食事』・・・
こっ・・・これ借りて行こうかな、レティス様に聞いたら
別に本は借りて行っても良いって言われたし、それにこの本で絶対にレックス様を虜にしたい・・・

早速私は見つけた本を持って部屋に戻っていた
何故かドキドキしながら1ページ目を読み始める
「えっと・・・まず基本は最初の一口は女の子が彼に食べさせてあげる事・・・か」
うぅ・・・こっちは最近回数が少ないからもっと頑張らないと・・・
馬車の移動中も1回しかしてないし・・・うぅこんなんじゃ虜に出来ない
「次のページは・・・女の子は常に食事中は好きな人の隣に座っているのが基本」
これも自信ないなぁ・・・基本は向かい合って食べる事が多いしなぁ
なんだかドンドン自信が無くなって来ちゃったよぉ
もっ・・・もっと頑張らないと、メルアちゃんみたいに積極的に行かなきゃ
「うぅ・・・何だかこの本を見てたら自信無くなって来ちゃったよぉ」
私が本を見ていると部屋の扉が開きレックス様が入って来た
「シェリー!!、ただいま~」
「うひゃあ!!」
ビックリしてしまい本に栞を挟まず閉じてしまった
えっ・・・えっ?、どうしてレックス様が・・・まだ訓練中じゃ
「どうしたんだよシェリー、そんな声裏返して」
「なっ、何でもありません・・・レックス様こそどうしてお戻りに・・・」
良く見ると鎧も外してるし、お昼で戻って来たのかな?
「あぁ・・・基礎体力を鍛えるトレーニングだけだったんだよ今日は」
「そうだったんですか・・・もうお昼ですけど、どうします?」
するとレックス様は腕を組んで考え始めた
体を動かした後だから沢山お腹を空かせてると思うから
手軽に作れて力の付く物が良いけど・・・
「今日は外に食べに行かないか?、シェリーもこの国の料理気になるだろ?」
「そうですね・・・初日ぐらいは外に行きましょうか、食材屋さんの位置も知りたいですから」
それから私とレックス様は外出用の私服に着替えて
外に出て城下街で食べる事になった・・・楽しみだなぁパティアのお料理

街の大通りまでやって来た、魅力的なお店がいっぱいある
ここに来る途中でもいろんなお野菜が売ってるお店を何件か見つけれたし
お魚やお肉が売ってるお店を見つける事も出来た、早速明日ゆっくり回ってみよう
「いろんなお店があって迷うなぁシェリー」
「そうですねぇ、良い所があると良いんですが・・・」
ふと1つの看板が目に入った
その看板には「定番家庭料理のお店」と書かれていた
「レックス様、あそこはどうですか?」
看板を指差すと・・・
「そうだな、ここにしようか」
レックス様も良いと言ってくれた
ドアを開けて中に入ると順番待ちをしている人は居ないものの
沢山の人が席について美味しそうにご飯を食べていた
「いらっしゃいませ!!、お2人様ですか?」
元気な女性店員さんに声をかけられた
「はい、2人でお願いします」
レックス様がそう答えると
店員さんが手に持っていた紙を見てから
「2階の少人数様用の個室が開いてますので、そちらにご案内いたします」
私とレックス様は2階の個室に案内された
落ち着いた感じで素敵なお店だな・・・

席に座ると早速注文を聞かれた
「ご注文はどういたしましょう?」
「何かおススメはありますか?、俺達このお店に来るの初めてで・・・」
レックス様がそう言うと店員さんは・・・
「それでしたら当店おススメの家庭セットをお持ちいたしますが、よろしいですか?」
そのおススメを2つ頼むと紙に書き留めてから
店員さんは個室の扉を閉めて厨房に行った
あっ・・・私はここで部屋で見ていた本の事を思い出した
手作りのお料理じゃないけど・・・せめて隣に座って、あ~んぐらいはしないと・・・
「あっ・・・あの、レックス様」
「なんだ?、どうしたシェリー」
うぅ・・・いざとなると恥ずかしいよぉ
「うぅ・・・そっ、その・・・お隣に座っても良いですか?」
私の言葉を聞いて少し驚いたみたいだけど
すぐに私の気持ちを察してくれたのかニコッと微笑んでくれた
「良いよシェリー、おいで」
私はスッとレックス様の隣に座って
ピッタリとくっ付いた・・・
甘える私を優しく抱き寄せてくれるご主人様
「良いお店だな・・・」
「はい・・・料理もとても楽しみです」
そう話していると扉が開いて店員さんが料理を持って来てくれた
私達の前に並ぶ料理・・・派手さは無い、ごく普通の料理といった感じだけど
凄く美味しそうな匂いだ・・・軽く料理の説明を終えると店員さんは帰ってしまった
「いただきます」
「いただきます」
手を合わせていただきますをした後
料理を一口食べた・・・ふわぁ・・・
「この煮物美味しい・・・ダシが凄く効いてます」
「そうだなぁ、この魚の塩焼きも美味いぞ・・・ふっくらしてる」
このお店にして良かった・・・本当に料理が美味しい
いっぱい練習して私も作れるようにならなきゃ・・・
 

レンタル掲示板
/4